自分に合ったセラピストを探しましょう

ヒプノセラピーは、抱えている悩みや問題を解消したいと思っている方にとって、効果が期待できる療法の選択肢のひとつです。また、催眠の感覚を味わいたい、前世のイメージを体験してみたい、というような気軽な気持ちでヒプノセラピーを体験いただくこともできます。ヒプノセラピーは想っている人(生人・故人に関わらず)と潜在意識に残っている記憶の中で会話をするといったこともできます。
個人セッションを行っているヒプノセラピストは、全国に数多くいます。
「一度、ヒプノセラピーを受けてみたい」と考えている方は、自分の希望に合ったセラピストをホームページなどで見つけて、セッションを申し込むことでヒプノセラピーを受けることができます。

ヒプノセラピーの手順

暗示療法やイメージ療法といった記憶植込型のヒプノセラピーは初回1~1.5 時間程度、2回目から4回目までそれぞれ1時間弱程度の時間をかけて反復練習しながらセッションを行います。一方、記憶想起型のヒプノセラピーでは、初回はおおよそ2~3時間が目安で、ほとんどのケースで初回で癒しが完結するいわゆるブリーフセラピーとして行われます。また、様々な問題を抱えたクライアントによっては希望によって約5~6時間をかけて集中的にセッションを行うことや、日を改めて何回かに分けて行うこともあります。一般的なヒプノセラピーの手順は以下のようになります。

1)事前カウンセリング
セッション前にカウンセリングを行います。その内容は、催眠についての説明をして、恐れや誤解を取り除くこと。今回のセラピーの目的について話し合い、このセッションで何をどれだけ成し遂げたいのか、それがどれだけ可能なのかを相談すること。また、催眠のかかりやすさのテストや練習などです。この間に、クライアントさんとセラピストとの間で十分なコミュニケーションが図られ、深い信頼関係(ラポール)が築かれます。

2)セッション開始
催眠状態での暗示療法、年齢退行や前世療法などのセッションに入ります。 催眠に入る練習の後で、心身がリラックスしてきたらセラピストの誘導によって催眠状態に入ります。 催眠に入ると、暗示療法、前世療法、年齢退行療法、悲嘆療法など、カウンセリングを受けた内容に沿ったセッションを行います。催眠状態にあっても意識は常にはっきりとしています。ただ、催眠状態中は深い潜在意識の部分にアクセスしており、意識はとても集中した状態に保たれています。

3)セッション後のカウンセリング
セッション終了後はセッションでの体験を深めるために、体験の振り返りを行い、セッションで分かったこと気づいたこと、腑に落ちたことなどを語って頂いたり、これからのビジョンを確認するなどのカウンセリングを行います。

セッションの回数

ヒプノセラピーは上にも書かれている通り記憶植込型や記憶想起型の方法がありますので、一概に何回のセッションが必要ということは言えません。当然のことですがそれはクライアントが抱える悩みの深さも関係します。ただし、催眠状態を利用して行うヒプノセラピーは多くの場合で1~2回という数少ないセッション回数で深い気づきや学びを見いだせるため、クライアントにとって時間と金銭的な負担の少ない効果的な心理療法なのです。